価値を創れない30年、これは私の裏テーマでもある。
なぜ価値を創れないのか?
既存の深化と探索の分離ができない、KPIが分けられず飲み込まれてしまう。
時間軸が異なり我慢できない、原因はいろいろあるが・・・
私の問題意識は「価値の構造化ができない」、「信じることができない」、という点にある。
「価値の構造化」はそもそも概念の設定が小さく、現実的過ぎることにある。
既存の深化が小さなステップの積み重ねでできていて、その環境の中でしか仕事をしたことがなければ打ち破るのは困難だろう。
両利きの経営が理解はできても実行ができないのは、ここに原因がある。
不確実性の高い概念を実行の中で検証し、概念そのものや戦略を書き変えていく動的な戦略は静的とも言える既存事業の中には存在しない。
「信じることができない」のは概念を創り上げる哲学を持たないからである。
“必ず、こうなる”、“こういう社会にする”というのはロジックの積み上げだけでできるものではなく、意志がなければ作れるものではなく、ましてそれを信じることもできない。
価値の構造を創る事業観はロジックの上に流れる哲学があってこそだ。
小手先の事業論、戦略論では太刀打ちできないのはAI時代でよりコントラストが見えるだろう。