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My Sight

私が仕事で思ったこと、感じたこと、気になること、をメモ的に書いていきます。

AIハイウェイと20%の断層

AIは便利なツールだ。
便利で、簡単。――それゆえに課題もある。
AIは、ろくに知らない分野でも概要をまとめてくれ、ポイントまで整理してくれる。
関心の薄い領域であれば、それで十分だ。
まるでハイウェイを走っているように、特定分野の全体像や要点を、短時間で押さえることができる。
この便利さを使わない人は、徒歩で道を行くようなものだ。
勝負にならない。
だからこそ「AIを活用せよ」と声高に叫ばれる。
だが、このハイウェイには限界がある。
AIが導いてくれるのはせいぜい“80%”まで。
残りの20%――そこで必要になるのは、知識を「活用する力」だ。

この領域はAIの領域ではない。人間の領域だ。
AIを使う・使わないの格差は、時間とともにやがて解消されるだろう。
しかし、残り20%の“使いこなす力”の格差は、むしろ広がっていく。
AIが生み出した80%を糧に次の創造へ踏み出す人と、80%で満足して止まる人。
この差は、身震いするほど大きい。
AI登場以前からこの格差は存在していた。
だが、AIによって――その断層は、より深く、より広くなっていくのかもしれない。