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My Sight

私が仕事で思ったこと、感じたこと、気になること、をメモ的に書いていきます。

教えられること/教えられないこと

当たり前だが──教えられることと、教えられないことがある。
知識そのものは教えられる。知識の使い方やノウハウも、ある程度までは教えることができる。
しかし、「どんな場面で」「どんな目的で」それを使うべきか。
そのすべてを教えることはできない。
過去に起きた出来事なら説明できても、これから起こる未知の問題については、説明しようにもできないからだ。
知識は道具のようなものだ。
だが、その道具を“どんな未知の状況で”“どう使うのか”までは、完全には教えられない。
単純な道具であれば、使う場面を示すこともできるかもしれない。
しかし、知識のように抽象度が高く、汎用性が広い道具になると、使い方も、使う場面も無数に広がる。
むしろ、使い方そのものに価値が宿ると言っていい。
そうなると、もはや「教える」という行為には限界がある。
こちらだって、すべてのケースを知っているわけではない。
だからこそ本当は、
「なるほど、こういう使い方があったか!」
と驚きたいし、議論したいし、その発見にワクワクしたい。
どうやら知識には二種類あるようだ。
教えればすぐ使える知識と、
教えても使えるようになるまでに経験や、”ある種の能力”が必要な知識だ。
では、この“ある種の能力”とは何なのか。
経験しても使える人と使えない人がいる。
この差を、人は“センス”と呼ぶのだろうか──。