数字は目標ではない。目的をもってやったことの結果である。
なので、数字自体を目標にする場合は何かをやっての結果としての期待値である。
以上。
My Sight
私が仕事で思ったこと、感じたこと、気になること、をメモ的に書いていきます。
数字は目標なのか?、結果なのか?
数字は目標なのか?、結果なのか?
売ることの魔力
売ることの魔力
売れると嬉しい。楽しい。これが魔力なのだ。
新規事業において、売ることは価値の検証の手段なのだが、いつのまにかその魔力にはまってしまう。いくつか例を見てみよう。
まずは、値段を下げて売る。これは目的から外れている端的な例だ。どの価格で売れるかを調べているならよいが、売ること自体を目的にして価格を下げるのは禁じ手だ。
さらに、あっちこっちに売りまくる・・これも狙った層や売れる層を確認することが目的以外では不要なこと。
これらを拡大すると、利益なく売りまくることが目的化していて、あれっ?ってことになる。
何事も目的を持って手段を選ぶ、を徹底したい。
遠くを見ながら、近くを行く
遠くを見ながら、近くを行く
大きな目標は遠くにある。そこを見ながら一歩一歩進む。
時に目標が見えなくなるが、見通しのよいところへ出たら目標を確認する。
山登りでは当たり前にやることが、概念の世界では難しい。
足元の情報がどんどん入ってくると・・知らず知らずに脇道に入っていき、後戻りができないほど深入りしてしまう。見えないということは目標に向かうことを難しくする。
ビジョンという言葉は、視覚、展望、構想から先見、洞察という意味を持つ。
ビジョンを見据えて、迷わないように足元を進むことは目的と手段の一致と同じことなのだ。
新規事業の卒業
新規事業の卒業
今の事業で忙しくて、将来の成長も見えるなら新規事業なんていらない。
新規事業の目的はそれが将来の柱の事業になることと言える。
これがいつのまにか、何か新しいこと、違ったことをやるのが新規事業ということにすり替わってしまう。まぁそれが目的ならいいけど・・・本当にそうなの?
新規事業は新規事業の卒業を目指さなければいけない。
ツールと使い方
ツールと使い方
いろんな本やケースがあるけど、その通りやってできるものなどない。
それらは手段であり、ツールとかプロセスであって一つの例にすぎない。
これらを集めてみれば、互いに反するものが多くある。ネバーギブアップに対するすっぱり撤退みたいにね。正解も不正解もない。すべては文脈と意志による。
なので、どういう場面にどういうツール(プロセス)を使うか?が本質的な課題になる。
・・が、これはプロセスにはならない。文脈によるからだし、まぁ運にもよる。
使い方が大事ってことなんだが・・使い方を知るには使ってみないといけない。
このあたりが事業開発のややこしさと面白さってことだね。
機能組織の壁
機能組織の壁
機能組織って何となく作られるけど、その統制力というか強制(矯正)する力はすごい。何かをやることに対して依存性が組織にはある。個人が弱いと言ってしまえばそれまでだけど。
事業開発は機能組織に頼ってはいけない。だって、機能の最適化を探索していて組織の定義ができないから。だから、機能組織の壁を破って活動しなければならない。
これがどれほど難しいことか、組織にどっぷりつかっている人にはわかるだろう。
機能組織の壁を破れ!がスローガンになる理由なんだ。
ジョブ型とはなんなのか
ジョブ型とはなんなのか
ジョブ型、ジョブ型と言うが・・これまで曖昧にしてきた個人技を突然、問うことにしました、という感じに聞こえる。“お前は何ができるの?”と。
専門性というのは随分前から言われてきたが、そして手間かけてデータ化したりしたが有効に使われた印象はない。組織側がどんな人が欲しくて、どんな人はいらないと決めきれないからじゃないかと疑っている。専門性はわかりやすい分類とは別に時間軸に沿って変化する経験軸みたいなものが大事でその類はクリアな分類はなく、俺たちはこういう奴が欲しい、必要だ、と決めることがスタートなのだ。
目的が曖昧で手段に走る・・いつものパターンってやつか。
エンゲージメントを高める、の違和感
エンゲージメントを高める、の違和感
エンゲージメントって忠誠心みたいなやつかな。これは人によってぜんぜん違うよね。
これを計数で図って、目標値にするって・・・ありえない。真面目に考えてないとしか思えない。
因果関係がちょっと考えただけでも複雑で、人によってぜんぜん違う。
これを組織や会社全体を数値化して目標値にするなんてどうかしている。
成長したい奴、厳しい試練に挑みたい奴もいれば、楽したい、休みたい奴もいるんだからね。
当然いるよね。そういう感情は一人の中にも混ざっているだろう。
エンゲージメントは結果であって、目標じゃないだろう。
勝ちパターンの探索
勝ちパターンの探索
事業開発って言ってみれば勝ちパターンを見つけることだよな。
勝ちパターンってのは、まぁこうすれば売れて、利益が出るって奴でビジネスモデルとかと言ってもいい。あえて勝ちパターンと言っているのは、同じモデルでも勝てる奴と負ける奴がいるからで、手段であるモデルってやつに縛られたくないから。
勝ちパターンを見つけるのは案外難しい。いろんなパターンを試す必要があるからな。この探索を特定の勝ちパターンを持っている機能組織にやらせると・・すぐに頓挫する。
何しろ、特定の勝ちパターンを長年磨きこんでいるのだから、それを捨てることなんか
出来ないし、それ以外のパターンを探したこともない。
探索は探索チームがやらないとダメなんだ。
スナップショットの限界
スナップショットの限界
なぜ、今しか見ないんだろう? たびたび、そう思うことに遭遇する。正直に言えば、しょっちゅうだ。今は未来へ向かうスナップショットに過ぎないのだから、今の延長に何があるのか?何が待っているのか?を見るべきなんじゃないかと思うのだが・・。
今がつらくても、未来に期待するものがあるならば頑張れる。だから頑張ればよい。逆に今がちょっとよさそうでも未来にあまり期待できないならば見直さないと。当たり前のことのように思えるけど、今のスナップショットでしか見ないケースが多すぎる。
なんでだろう。不思議でしょうがない。