企業買収などの例を見ると、管理で大きな価値を生むことがわかる。一方で、これは既にできたものをどう管理するか、という話でもある。すでにあるものをどういじくるか、どんな枠組みに変えるかで価値を生む手法で、これも価値創出には違いない。
冒険による探索は管理による価値創出とは異なり、本質的に新しいものを新たに創りだす活動である。同じ価値創造と言っても、既にあるものと新たに創るは考え方やプロセスが違う。
新しい価値を探りながら創るのは管理とは全く異なるプロセスであるが、一度出来れば創りあげたものの価値を育てていくのは管理プロセスになり、既にあるものの管理と考え方は同じではないが、かなり似てくる。
価値を創り上げる、発見する時間軸は短く、その後の管理的な考え方で価値を育てていく時間軸は長い。探索の難しさがここにもある。