openhorizon_logo_black

My Sight

私が仕事で思ったこと、感じたこと、気になること、をメモ的に書いていきます。

やってあげてる論

やってあげてる論

新規事業の話で出るのが、「やらせていただいている」、「やってもいいですか」という消極的と言うか・・卑屈と言えるような心の状況。さらに結果なぞ簡単に出るものでもないのに、「お金を使わせてもらっています・・」みたいな心持ち。
まるで個人の都合で、個人の趣味をやっているかのような話だ。

逆です。
会社はやりたいのだから、「やってあげている」のです。
しかも、誰もやる奴がいない。しかたないなぁ・・やってやるかぁ!が正しい。
投資を渋るなら、こう聞けばよろしい。「では、やらないということですね?」

揺るがないもの

揺るがないもの

ロジックやツールで溢れている。あらゆる成功例や新しい考え方は瞬時に広がり、共有される。
見てわかる、読んでわかるものには競争力は宿らない。

上っ面はともかく、何かを成し遂げるものにはブレない軸がある。揺るがないものがある。
一つのロジックで貫き通すも、見た目はコロコロ変わるも、その底辺には揺るがない思想がある。それがあるから、貫き通せるし、コロコロ変われる、ということ。
上っ面やロジックやツールでは判断できない。

苦しい < 楽しい

苦しい < 楽しい

苦しかったらやってられない。楽しくなければやり続けれられない。
仕事なんてなおさらだ。一日、8時間としてもこれが苦しければ、人生は苦しみで塗りつぶされている。無理やりでも楽しみを見つける必要がある。創れるならば創ろう。

世界はオープンでフラットになって・・楽しみでやっている奴が勝つ世界になってしまった。
楽しくて、どれだけやっても疲れを感じない奴といやいややっている奴では勝負にならない。
これは世界中で起こっていることだ。そして・・その世界がどんどん広がっている。
いやいややっているとダメなんだ。フラットな世界は楽しむ奴が勝つ。

野心のない日本

野心のない日本

“期待を創る”の裏返し。
予想のできるものにしか投資しない。予想のできないものにはリスク最小化を図る。
結果的に近視眼的になるし、小さいものになる。
ちょっと目先の新しいめの小さいことばかりで、大きい結果は望んでないんだ。

何ができるか、何がでてくるか、ワクワクするほどのビッグイシューはリスクが気になってしまい、今いる立地の中の話か、ちょっと染み出した陣取りしかできない。
それこそが最大のリスクとなっている立地にいることに気づかない。

期待を創る

期待を創る

期待するものがあると楽しみができる。
何が起こるかわからないとなおさらだ。賭け事やくじを買うのも同じ心理。何かしら期待することがあるとそれは楽しみになる。

仕事も同じ。何かしら期待できるものを仕込むことが仕事を面白くする。
予定調和じゃ面白くない。予想される結果だけでは楽しめない。
なので、何かしら未来に期待できる仕込みを入れておこう。

合目的の無駄

合目的の無駄

よくわからないものは結果以上に発見が重要になる。何を見つけたか、何に気づいたかという点がキーになるケースが多い。
あらかじめキーになるものがわかっていれば、それはその程度のものであることを考えれば、必然とも言える。

既存事業では目的をシャープにして、効率を上げる考えが、新規事業では必ずしもよい考えではない。目的を絞りこむことの重要性は変わらないが、目的外の余白に気を配ること、その発見が目的以上に重要なケースがあることを理解しておく必要がある。
セレンディピティとか好奇心。

金は使わないけど価値は産みたい?

金は使わないけど価値は産みたい?

投資はしないけど儲けたい・・こんな都合のよい話はないことは知っているはずなのになぜか新規事業ではこういう構図がよくある。
投資の覚悟がなく、現状の範囲内でちょっとやってみよう、というものだ。

上手くいったら投資したいと言うけれど、その“上手く”が定義できているケースはまれだろう。
何かはしたいけれど現状維持の心が透けて見えているし、本気で考えてないことが丸見えだ。
そして何よりも・・せこい。

新規事業の準備

新規事業の準備

新規事業への準備をどこまでするか?いつするか?は案外、難しい課題じゃなかろうか。
やったこともないのに準備だけすると、頭でっかちのプロセスができてしまう。かと言って、何も準備がないと独断と暴走が起こったりする。

どこで線を引くか?どこまで準備するか?には正解はなく、哲学が求められる。
どこまで行きたいのか?
どこまで許容できるのか?
そのために何が必要なのか?
これらの問いに対する自分の答え、チームの答えが求められる。

立地に関する洞察

立地に関する洞察

“事業は立地”の補足編。
痩せている土地でも次元を越えて儲けているケースがある。もう一つ、痩せている土地からもがいて新たな土地に移住するケース。

前者はレアケース。その特殊ケースを創りに行くか、行けるか?
後者は闇雲にもがいて到達できる可能性は限りなく低い。
前者にしても、後者にしても、洞察が必要で、うまくいくかいかないかは結果論としても、どこに向かうという戦略(地図)、意志が大事になる。
地図と意志を持っているか。

事業は立地

事業は立地

これを言っちゃあ、身も蓋もないんだけどなぁ・・・。
不動産と同じで、儲かる土地にいれば、へぼくても儲かる。儲からない土地にいると、すごいことしても苦しい・・多数の事例をみると明白な事実だ。

さて、これを事業戦略に当てはめると・・・
新規事業は土地選びが重要ということ。スケールが大きくなると自分で埋め立てして土地を作っちゃうなんてのもある。土地を選ぶなら、とっても大事な要素である。
既存事業でもとは豊潤な土地がどんどん瘦せていくところにいる場合が最も難しい。
小手先のテクニックで延命してもどうにもならない。体力のあるうちに新たな土地を探して移住するしかない。だけど慣れ親しんだ土地にこだわっちゃう・・・。
移住が最も困難なのは言うまでもない。