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My Sight

私が仕事で思ったこと、感じたこと、気になること、をメモ的に書いていきます。

野心のない日本

野心のない日本

“期待を創る”の裏返し。
予想のできるものにしか投資しない。予想のできないものにはリスク最小化を図る。
結果的に近視眼的になるし、小さいものになる。
ちょっと目先の新しいめの小さいことばかりで、大きい結果は望んでないんだ。

何ができるか、何がでてくるか、ワクワクするほどのビッグイシューはリスクが気になってしまい、今いる立地の中の話か、ちょっと染み出した陣取りしかできない。
それこそが最大のリスクとなっている立地にいることに気づかない。

期待を創る

期待を創る

期待するものがあると楽しみができる。
何が起こるかわからないとなおさらだ。賭け事やくじを買うのも同じ心理。何かしら期待することがあるとそれは楽しみになる。

仕事も同じ。何かしら期待できるものを仕込むことが仕事を面白くする。
予定調和じゃ面白くない。予想される結果だけでは楽しめない。
なので、何かしら未来に期待できる仕込みを入れておこう。

合目的の無駄

合目的の無駄

よくわからないものは結果以上に発見が重要になる。何を見つけたか、何に気づいたかという点がキーになるケースが多い。
あらかじめキーになるものがわかっていれば、それはその程度のものであることを考えれば、必然とも言える。

既存事業では目的をシャープにして、効率を上げる考えが、新規事業では必ずしもよい考えではない。目的を絞りこむことの重要性は変わらないが、目的外の余白に気を配ること、その発見が目的以上に重要なケースがあることを理解しておく必要がある。
セレンディピティとか好奇心。

金は使わないけど価値は産みたい?

金は使わないけど価値は産みたい?

投資はしないけど儲けたい・・こんな都合のよい話はないことは知っているはずなのになぜか新規事業ではこういう構図がよくある。
投資の覚悟がなく、現状の範囲内でちょっとやってみよう、というものだ。

上手くいったら投資したいと言うけれど、その“上手く”が定義できているケースはまれだろう。
何かはしたいけれど現状維持の心が透けて見えているし、本気で考えてないことが丸見えだ。
そして何よりも・・せこい。

新規事業の準備

新規事業の準備

新規事業への準備をどこまでするか?いつするか?は案外、難しい課題じゃなかろうか。
やったこともないのに準備だけすると、頭でっかちのプロセスができてしまう。かと言って、何も準備がないと独断と暴走が起こったりする。

どこで線を引くか?どこまで準備するか?には正解はなく、哲学が求められる。
どこまで行きたいのか?
どこまで許容できるのか?
そのために何が必要なのか?
これらの問いに対する自分の答え、チームの答えが求められる。

立地に関する洞察

立地に関する洞察

“事業は立地”の補足編。
痩せている土地でも次元を越えて儲けているケースがある。もう一つ、痩せている土地からもがいて新たな土地に移住するケース。

前者はレアケース。その特殊ケースを創りに行くか、行けるか?
後者は闇雲にもがいて到達できる可能性は限りなく低い。
前者にしても、後者にしても、洞察が必要で、うまくいくかいかないかは結果論としても、どこに向かうという戦略(地図)、意志が大事になる。
地図と意志を持っているか。

事業は立地

事業は立地

これを言っちゃあ、身も蓋もないんだけどなぁ・・・。
不動産と同じで、儲かる土地にいれば、へぼくても儲かる。儲からない土地にいると、すごいことしても苦しい・・多数の事例をみると明白な事実だ。

さて、これを事業戦略に当てはめると・・・
新規事業は土地選びが重要ということ。スケールが大きくなると自分で埋め立てして土地を作っちゃうなんてのもある。土地を選ぶなら、とっても大事な要素である。
既存事業でもとは豊潤な土地がどんどん瘦せていくところにいる場合が最も難しい。
小手先のテクニックで延命してもどうにもならない。体力のあるうちに新たな土地を探して移住するしかない。だけど慣れ親しんだ土地にこだわっちゃう・・・。
移住が最も困難なのは言うまでもない。

地図なき航海

地図なき航海

未知の海で行く先のわからない航海は死への旅である。これが新規事業となると「やってみないとわからない」と航海に出てしまう。確かに調べたところでわからないことが多いのが新規事業だけど、間違っていようとも地図は作りたい。
地図があれば、それを軸にさまよいながらも目的地を浮き彫りにできるし、なによりも方向的に目的地に向かっているかが確認できる。
地図を持たないと、行き当たりばったりになるだけでなく、目先の航海にこだわって方向を失ってしまう。

なので、苦しくても事業構想は作ろう。

無知の知

無知の知

知らないことを知る・・なんと恐ろしい言葉か。いや、すごい言葉という意味です。
知らないことを意識しないと無自覚に自分の知識、経験の枠の中で考える。人はそういうものなんだろう。だからこそ、知らないことを自覚することが新しいことへの入口になる。

それを表現したこの短い言葉。無自覚であってはならない大事な言葉です。

1.5ひねりの美学

1.5ひねりの美学

ひとひねりでは誰でも考えつくので競争力がない。ふたひねりすると難しすぎてついてこれない人が多数。なので1.5ひねりを考える。現在地でもないし、先すぎもしない、ちょっと先。これが難しい。
今を考えるのは誰でもできる。今を生きているのだからね。
ふたひねりは今を離れて想像の未来世界。これはこれで貴重なのだが、自由度が大きい分だけ理解も難しい。今と未来をつなぐところが1.5ひねり。

これを生み出すには今と未来を十分に理解できないとつなげない。知識と経験が必要ということになる。